今年の秋は、熊出没のニュースが異常に多かったです。
京都市内の山中では、以前から熊の目撃情報はありました。
今年は、僕のサイクリングコースである鴨川沿いの住宅街にも出ました。
100万都市の市街地に熊が出る。
世界広しと言えども、京都市と札幌市くらいではないか?
どちらも山に隣接し、野生の熊が生きられる自然が残っている。
その意味では「自然が豊か」と言えるのかもしれないけれど、そんな悠長なことは言ってられません。
人間には人間のテリトリーがあり、
熊には熊のテリトリーがある。
それをお互いに守らなければ、軋轢(あつれき)が生じる。
熊にしてみれば、人間の事情など知ったことではないでしょう。

今年の熊の急増には、さまざまな要因が絡み合っているようです。
そのひとつとして、
「熊が人を恐れなくなった」と言われています。
さて、
僕のサイクリングは、基本、ソロ(単独)ライドです。
山道を走るときは、鈴を鳴らし、
ときどきホイッスルも吹くようにしています。
熊鈴はクマを誘引するから逆効果という説もあるようですが。
この秋、富良野を走ったときには、
用心のため、熊撃退スプレーを携帯しました。
現地のモンベルストアでレンタルしたものです。

ただ、正直言って、
もし熊と出会ってしまったら、
冷静にスプレーを使える自信はありません。
これで熊に勝てるとも、まったく思えない。
ぜひとも熊の方から自主的に離れていただきたい。
本当は、知床を走りたいのです。
けれど今の状況では、
ソロライドは、かなりリスクが高そうです。
5年前、電動レンタサイクルで知床峠を登りました。
あのときは、まったく怖くなかったんですけどね。
観光客がエサをやるから、
ヒグマも、キタキツネも、エゾシカも、
人に慣れてしまう。
知床の熊が人を恐れなくなったのは、
人が熊(自然)を恐れなくなったからではないのか?
知床は、世界自然遺産です。
本来なら、人の立ち入りを制限し、
厳格に保全すべき場所のはずです。
それを「観光資源」として売り出している。
どうにも、モヤっとします。

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